ワンちゃんって一緒に居るだけで癒されますよね!
人懐っこい性格と、愛くるしい見た目から大人気のペットです。
ところで、ファシリティドッグってご存じですか?
特定の施設で活動するため、専門的に育成された犬のことなんです。
アメリカでは1年に50頭以上のファシリティドッグが誕生しています。
ですが、日本では認知度と資金難の問題があり、3頭しか居ないことに驚きです。
現在、「ベイリー」「ヨギ」「アニー」の3頭が日本で活躍しています。
認定NPO法人シャイン・オン・キッズは、ファシリティドッグの活躍の場を広げるため、8月25日(日)よりREADYFOR株式会社が運営する、クラウドファンディングサービス「Readyfor」にて寄付の募集を開始しました。
今回は、この取り組みについてご紹介させていただきます。
一緒に居るから乗り越えられる!ファシリティドッグ・プログラム
ファシリティドッグが仕事をする上でとても大切な存在がハンドラーです。
ハンドラーは、ファシリティドッグのフォローと育成を担当する医療従事者です。
5年以上の臨床経験と、ハワイの育成施設のトレーナーから特別な研修を受ける必要があります。
日常生活を共にし、子ども達一人一人に対してどういう目的で関わるかを考えながら、ファシリティドッグに指示をしています。
ファシリティドッグに疲れや、ストレスを感じさせないスケジューリングをするのも仕事の1つです。
ファシリティドッグの特徴は、毎日同じ病院に勤務し、患者それぞれに合わせた活動を行うことです。
プレイルームでの触れ合いから、つらく厳しい検査や怖い手術室への付き添い、リハビリの支援活動も行います。
日ごろから触れ合いを持てるため、入院治療している子どもたちの心の励みになっているのです。
君がいるから頑張れる。今回のクラウドファンディングについて
実は、ついに日本で4頭目のファシリティドッグがデビューしました。
名前は「アイビー」、2歳6ヵ月の雌犬です。
東京都立小児総合医療センターで活動を開始しています。
ところで、ファシリティドッグの取り組みが広がらない理由があります。
それは日本にはファシリティドッグの育成施設がないことです。
現在は海外からファシリティドッグを譲り受け、なんとか活動を維持している状況です。
さらに、1頭が活動し始めるには、初年度経費1,200万円がかかり、維持経費に900~1,000万円の維持費が必要となります。
現在は、そのほとんどを寄付金と病院からの資金で捻出している状況です。
日本で普及しない理由はもう1つあります。
それは、医療現場の理解が得られないことです。
そもそもファシリティドッグが認知されていないことから、普及のハードルが高くなっていることが原因なのです。
今回、「アイビー」が活躍するステージが準備できたことを機に、クラウドファンディングを通じて、より沢山の方にファシリティドッグの存在を知っていただきたい。
そんな思いでプロジェクトが始動しました。
寄付金だけでなく、クラウドファンディングを利用することで、認知度の向上を得ることが期待されています。
クラウドファンディング概要について
■「君がいるから頑張れる。病気と闘う子供達にファシリティドッグを」
URL:https://readyfor.jp/projects/facilitydog
目標金額:1,000万円 ※目標金額に達成しない場合は全額返金となります
公開期間:2019年8月25日~ 10月25日 23時
資金用途:ファシリティドッグの次年度以降の活動費:1,000万円
認定特定非営利活動法人シャイン・オン・キッズとは?
2006年の7月に発足されました。
設立者の息子が2歳という若さで白血病により生涯を閉じたことがキッカケだったそうです。
息子「テイラー」は、つらい闘病生活の中でも笑顔を絶やさない勇気を持っていました。
その、勇気と自分たちの経験を世界に役立てたいという気持ちからスタートしています。
小児がんや重い病気は、子どもたちに永遠とも感じられるほど、長い入院生活を強制しています。
子どもたちは、入院が長期化することで、強い不安や大きなストレスと毎日闘っているのです。
日本の医療は世界レベルに発展しました。
一方、患者や家族のサポートのレベルは世界レベルではありません。
「シャイン・オブ・キッズ」ではつらい入院生活の中でも、子どもたちの笑顔を守れるように、独自の心のケアのためのプログラムを導入しています。
「ピース・オブ・カレッジ」を20病院、「ファシリティドッグ・プログラム」を3病院に導入した実績をもっています。
2017年からは、小児がんサバイバー対象のワークショップ「キャンプカレッジ」を実施しています。
■認定特定非営利活動法人シャイン・オン・キッズ Webサイト
http://sokids.org/ja/
いかがでしたでしょうか?
金銭的な寄付は難しくとも、認知度向上のためFacebookやTwitterで情報を拡散することにより支援することも可能です。
再びになりますが、以下URLからご支援をよろしくお願いいたします!
■「君がいるから頑張れる。病気と闘う子供達にファシリティドッグを」
URL:https://readyfor.jp/projects/facilitydog